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Posted By 吉川衆平
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kintone®の情報を外部の会員と共有する場合「ライセンス費用」と「大量アクセス」の問題があります。
外部の会員用にゲストユーザーを利用すると月額ライセンス費用が高額になってしまいます。また、kintoneと接続できる外部サービスで情報公開する場合、多数のユーザーによってアクセスが集中した場合にもトラブルなく運用できる必要があります。
「kintoneの利便性を活かしつつ、多数のユーザーがマイページでやりとりするには?」
今回紹介するのは、当社独自開発サービス「Kanal-WEB」でこの課題を解決した株式会社アンカー様の事例です。
今回弊社が手掛けたのは、ある公共事業のプラットフォームづくり。デジタル化を促進するこの公共事業で関係者がやり取りを行う場づくりを、kintoneと「Kanal-WEB」で行いました。
実は事業が始まったのは、今年度から。「事業そのものも含め新しいことばかり。最適なシステムのあり方を模索しながらの開発でした」と話すのは、告知・PR、システム周りを担当する株式会社アンカーの営業部、小山雄輔様。事務局企業をサポートする立場です。
同事業では「デジタル化をしたい」と考える企業に対し、知見を持つ企業(=ナビゲーター)が提案を行います。ナビゲーターは提案に加え、支援先企業のもとに定められた回数訪問し、都度報告書を提出しなければなりません。つまり、定められた回数分だけ「支援予定日の通知」「報告書の提出」「報告書のチェック」が発生することになります。「事務局」「ナビゲーター」「支援先企業」の3者間で頻繁な連絡が生じること、かつ、そのやりとりをプラットフォーム上で管理しなければならないのです。
「700企業の支援が目標でした。例えば5回訪問となると、単純計算で3,500回のやり取りが3者間で必要となってきます。しかし事務局担当者から、自社の持つシステムで管理するのは不可能との話が出まして、今回の新システム構築が決まったのです」(小山様)
kintoneを使いたいが、ネックは会員数
事務局側からのニーズは、「シンプルなつくりで操作方法がわかりやすいこと」。既にあるシステムでの管理が難しかった理由の一つが、「多機能すぎて使いこなせなかった」こと。
そこで、まずは使い勝手の良さから、kintone導入が要件のひとつとなりました。 しかし、ここでコストの問題が発生します。各社が入力もできるマイページを持つこと。つまり全社にライセンスを発行するのはかなり厳しいことがわかったからです。この課題を解決する方法を探していたところ、偶然出会ったのが弊社でした。
事業開始まで3カ月を切ったタイミングでしたが、ここで力を発揮したのが当社独自開発の「Kanal-WEB」です。会員サイトづくりに特化したパッケージなので、kintone側の仕組みづくりも行いながら、会員サイトを短期間で構築できるのです。
まずは事業の募集が始まるタイミングに合わせ、先行してkintoneを構築。そこに参加希望企業の情報を貯めていきました。その後始動のタイミングで、各企業のマイページを無事ローンチすることと相成りました。
「提案力もある、頼れるパートナー」
「事業初年度だったこともあり、システムの要件も変化していきました。しかし、ビットリバーさんは都度現実的な方策を考え柔軟に対応してくださり…。とても助かりました」と振り返ります。
特に印象に残っているのが、ローンチ直前に開催された事務局向けの利用説明会。事務局側もギリギリまで仕様や運用プロセスを固めるなど他のタスクに追われており、説明会当日に初めてkintoneの名前を聞く人がいたほどでした。
「ゴールデンウィーク期間を挟むかなりタイトなスケジュールにも関わらず、システム構築に加え使い方説明など、サポートも共に担うなどバックアップをしてくださいました。結果、マイページ公開時にはシステムも事務局側のスタッフも、準備が整った形でスタートできました」(小山様)。
稼働後数カ月たった今も、システムは問題なく稼働しており、多くの企業様のデジタル化に寄与しているとのことです。
「kintoneへの知見に加え、その提案力に大きく助けられました」と小山様。公共事業で予算や要件の縛りが大きいなか、事務局側の「やりたい」をどうかなえるか。自社の役割について小山様は「私たちは事務局をサポートする立場。そのニーズに対し、『できませんよ』ではなく『こういう方法だったら、解決できますよ』と提案する必要があります」と説明します。
「私たちが対応できない専門領域に関して、ビットリバーさんは大きな力となりました。kintoneを熟知しているだけでなく、共にサポートメンバーとなってくれるような柔軟な対応力。頼りになりました」(小山様)。
(2023年9月取材)
顧客管理機能を最大限活かす Kanal-WEB
今回の株式会社アンカー様事例で導入した「カナル・ウェブ Kanal-WEB」は、kintone連携のマイページ構築サービスです。稼働中のkintone会員管理アプリを統合し、新しくマイページ(会員サイト)を構築できます。マイページのメリットを最大限に活かした利便性と、簡単な操作性を目的に、マイページ構築専用に開発されたシステムです。
会員情報の二重管理やシステム間の連携に頭を悩ませることなく、これまで蓄積してきたデータをそのまま活かしながら、会員サービスを追加できます。
基本的なPC操作ができる方なら簡単に使用できるユーザビリティの高いデザインとナビゲーションを備えているので、スクラッチからのシステム開発に比べると比較的安価かつ短期間で、マイページを円滑に導入、そして運営が可能です。
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Kanal-WEBは、仮データが入ったオンラインデモの他、自社データでの検証可能な30日間無料トライアルもご用意しています。お気軽に、まずはKanal-WEBをご体験ください。
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